映画「CLOWN/クラウン」の感想/評価
今、注目を集めているアメリカボストン出身の映画監督イーライ・ロス。ホラー映画界には欠かせない人物の1人だ。
彼が手掛けた映画クラウンが2015年日本でも公開されました。
この映画を観た感想は、率直にグロイです。血を見るのが苦手な方は気を付けて下さい。グロテスクなシーンが数多く流れます。ただの殺人ではなく、非常に残虐な感じです。
映画タイトルのクラウン（道化師）は、日本ではピエロと呼ぶ事が主流ですが、ピエロはクラウンの中の一種なのだそうです。
この映画を見た後は、ピエロに対する気持ちが大きく変わってしまうでしょう。楽しいはずのピエロが…面白かったピエロが、ただただ恐怖のピエロにしか見えなくなります。
正直もう、マックのドナルドさえ恐怖を感じています。
映画「CLOWN/クラウン」ネタバレ感想
ここから少しネタバレします。
恐怖のストーリーの始まりは子供の誕生日会。
父ケント（不動産会社勤務）母メグ（歯科医勤務）、そして息子のジャックはごくごく平凡な家庭で幸せに過ごしていました。
ある日の息子の誕生日に、子供を喜ばせようとした両親は出張クラウン（ピエロ）を頼んでいましたが、トラブルでピエロが来れない事態になりました。
子供思いの優しい父親は、どうにかしたい気持ちから自分がクラウンに変装しようと考え、仕事先の売り物件からクラウン（ピエロ）の衣装を見つけ出し、それを着て誕生日会場である我が家へと向かいました。
子供たちは大喜びで誕生日会は大成功。その後、疲れ果てた父親はクラウンの衣装のまま眠りにつきました。
そして翌朝、カツラや付け鼻それに衣装が脱げないことに気づきます。
そこから徐々に体の異変を感じ始めます。やがて衣装は体の一部となり、心も奪われていきます。
あの日あそこで見つけた衣装は、ただの衣装ではなかった。決して触れてはいけないものだったのです。
初めは冗談だと思い全く信じていなかったメグも、ようやく事の重大さに気づき始めます。
夫を助けたい気持ち、夫を信じたい気持ち、子供を守りたい気持ちが葛藤していく心情はとても切ないものでした。
そして、クラウンに憑りつかれてしまったケントの思いにも初めは同情していました。
子供を食べてしまう自分、しかし息子を守りたい気持ち…。
自分が自分ではなくなっていくのが分かるからこその恐怖心。
しかし、もう中盤から視聴してる側としては、そんな同情心は一切消えてなくなり、恐怖と早くケント＝クラウンを始末して！！という一心でした。
最後まで気が抜けない恐怖映画でした。本当の最後の最後までお見逃しなく。最後のワンシーンは鳥肌ものです。
映画「CLOWN/クラウン」が無料で観れる動画配信サービス
最後に私はクラウンを劇場で観たわけではありません。Huluと言う動画配信サービスで興味を持ち視聴しました。Huluは月額料金を支払うことで配信されている動画が全て見放題となります。
dTV、U-NEXT等では配信されておらず、私が観た時はHuluだけで配信されていました。Huluといった動画配信サービスは海外ドラマ、国内ドラマのラインナップが豊富。海外映画も「CLOWN/クラウン」のようなホラー・サスペンス系のラインナップに強いです。
毎月、DVDやBlu-rayをレンタルする人は動画配信サービスに切り替えるとレンタルする手間が省けます。また月額料金を支払うことで数万の作品を視聴できるので映画、ドラマ好きにはたまりませんよ(*´∀｀)
