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今や、鬼ちゃんでお馴染みの菅田将暉。
数々の映画やドラマバラエティーにCMに引っ張りだこで、菅田くんを見ない日がないくらい人気ですね。
その彼が19歳の時に主演を果たした作品が「王様とボク」
初めは、菅田将暉の過去の作品を観てみたいという、ただの興味本位で見始めた映画ですが、見終わった後に私はとても思い知らされました。
まずは、菅田将暉の演技力に驚かされました。この時はまだ19歳。若干19歳にしてこの役を演じきってしまった事に驚愕しました。
友人役に松坂桃李や二階堂ふみという豪華キャストを交えての作品でしたが、菅田将暉の演技力にはすごいものがありました。
(ここからは少しネタバレがあります。)
この作品の物語の設定がとても難しく深刻で、主演の菅田将暉演じるモリオは、六歳の時のブランコ事故で植物状態になり、12年間眠ったまま体だけが成長し、18歳で目が覚めた時には心だけが六歳のままという、非常に切ない役どころでした。
つまり、菅田将暉は六歳児になり切った演技をしたわけです。
仕草から声はもちろん、子供の試行になり切って素晴らしい演技力でした。
そしてこの物語は、そんなモリオを救おうと、幼馴染であるミキヒコ(松坂桃李)とその彼女のキエ(二階堂ふみ)が色んな心の葛藤をしながら過ごしていくストーリーになっています。
私たち大人は、当たり前のように子供時代を過ごし色んな大人たちや国や地域に守られながら成長してきました。
それが当たり前だったから、学習や知識も学べたし、恋もしたし、自分の成長や友達の成長も目で見て分かり、少しずつ大人になる準備が出来てきたわけです。
しかし、この物語の主人モリオは六歳の時の記憶のまま止まってしまっている…しかし体は18歳。周りから見ても18歳なんです。
体と一緒に心も成長するはずだったのに、心だけ置いてけぼりなんです。
本当に難しい内容だと感じました。
じゃあ、小学校一年生から勉強すればいいんじゃないか?ってそんな簡単な問題ではないんですよね。
モリオ本人も、まだ世の中のことを何も知らない普通の六歳児なんだから…
いつも一緒に遊んでいた友達は大人になっていて、唯一心を通わせる友達なのに見た目も価値観も全く変わってしまっている。
自分が大人になってしまった姿も信じられない…。
そして、母親は植物状態になった息子を忘れなければ自分が明日を生きていけないと姿を消し、まだまだママに甘えたい六歳児のモリオには辛すぎて残酷だと感じました。
本当に思い知らされた映画でした。そしてラストシーンは、きっと人それぞれに捉え方や感じ方が異なる結果だと思います。
私は王様とボクをHuluで視聴しました。邦画は少なめですが海外ドラマ、国内ドラマのラインナップはスゴイです(*´∀`)